7月はダニによる皮膚炎増加の時期なので、ダニ、ほこり、カビを減らすなどの対処でリスクを減らすことが大切です。ダニ、ほこり、カビを減らす上で掃除をするところは、ヒトやペットが生活したり良く通る場所を重点的に心がけるのがポイントです。特にダイニングやリビングは、1m2の面積を1回あたり20秒を目安に、ゆっくりと掃除機をかけましょう。

更に2回繰り返せば、ほぼ完璧にダニやほこりを取り除くことができます。
じゅうたんよりもフローリングの方が、ダニによる皮膚炎の予防に有効ですが、やむを得ずじゅうたんなら念入りに掃除機をかける必要があります。掃除機や空気清浄機を使うともっと効果的ですから、空気中のダニやほこり、カビは空気清浄機に任せて床に集中することが大事です。

結局のところ、ダニによる皮膚炎はダニの繁殖と接触が発症の切っ掛けになるので、ダニそのものと餌を減らすことが合理的な対策方法となります。
ガニやカビを発生させない対策は、除湿機で湿度を下げたり、晴れた日の換気で空気を入れ替える方法が基本です。

防ダニ剤・防カビ剤・除湿剤を活用する手もありますが、まずは除湿機で湿度を低く保ち、換気を心がけて湿気やほこりが溜まるのを避けましょう。
ダニはほこりに含まれるカビを食べたり、剥がれ落ちた角質を栄養に繁殖します。
20℃~30℃の室温と、60%以上の湿度も繁殖の条件ですから、これらを避けることがダニによる皮膚炎増加の時期において求められます。

ダニ、ほこり、カビを減らす対策は3つをバランス良く、トータルで取り組むことが肝心です。ダニが潜む床は直接掃除機をかけて吸い取り、一緒に栄養源となるほこりや角質も取り除きましょう。ほこりは衣類だけでなく、寝具の繊維や髪の毛、外から舞い込む花粉にフケも絡まることで大きくなります。ぬいぐるみはほこりを蓄積する代表ですが、カーテンもほこりを溜め込みやすいので、軽く叩いて掃除機をかけることが必要です。

ほこりの問題はダニが好む栄養の蓄積に加えて、水分を吸収してカビも増えてしまうことにあります。カビを好むダニは少なくありませんから、やはりほこりを減らす対策はダニによる皮膚炎を予防する意味でも得策です。除湿機はエアコンと同様に、フィルターが汚れると除湿能力が低下するので、フィルターの定期的な掃除も重要です。


掃除機や空気清浄機を使うことや、除湿と換気を心がけてもダニが気になる場合は、防ダニ剤・防カビ剤・除湿剤の出番です。防ダニ剤と防カビ剤は衣類の保管に、除湿剤はすのこと一緒に押入れで使うのが効果的です。
洗濯に専用の洗浄剤を使用するのも、衣類のダニを避ける意味で有効です。

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