7月に注意しなければならない疾患の1つに、あせもがあります。正式には汗疹と言われる病気で、何らかの要因により本来体の外に排出されるべき汗が排出されないことにより、汗を出すための汗腺の中にとどまり炎症を起こしてしまうものです。その症状には様々なものがあり、中には細菌が混入して炎症を起こすこともあるので、注意をしなければなりません。

汗疹(あせも)になりやすい時期は、7月のように湿度が高い時期となっていることが1番の要因です。この時期になると、体の正面が湿気を帯びてしまい様々な要因で汗を排出するための皮膚の汗腺がふさがりやすくなります。また湿度が高いことで汗そのものが非常に排出されやすくなってしまうのですが、汗腺が塞がれてしまうためにその中に溜まってしまい様々な症状を発生させてしまうのです。そのため、湿度が高く汗が乾きにくい時期に得になりやすいと考えられます。

汗疹とは、このように本来排出されるべき汗が体外に排出されないことによる様々な現象を指すのですが、その中でも最も厄介なものは細菌などの混入により炎症を起こしてしまった場合です。この場合にはかゆみや発疹などを伴い、場合によっては肌表面にも大きな影響を及ぼすことが少なくありません。悪化すると体調にも様々な影響を及ぼすため、十分に注意をすることが必要となるものです。

汗疹の治療を行うには、基本的には肌を清潔にし汗がたまらないようにすることで自然に治るものですが、炎症などがひどい場合にはステロイドによる治療を行うこともあります。ただし、環境が悪くなるとすぐに再発してしまうものなので、そのための要望を十分に行っておくことが必要です。

汗疹の症状と原因は?

一般的に汗疹の症状と原因は非常に軽く考えられがちですが、細菌などが混入して炎症がひどくなってしまうと、皮膚に重篤な症状を及ぼすばかりでなく、体調にも大きな影響を及ぼし、重篤な病気を誘発してしまうことも多いものです。そのため、十分に注意をしなければなりません。

汗疹の予防方法は?

汗疹を予防するには、常に体を清潔に保つことが最も重要です。できるだけ高温多湿の環境を避けるとともに、エアコンなども有効に活用しながら汗をかきすぎないように注意することと、汗をかいたらすぐに拭き取ることも大切です。またシャワーなども上手に利用し、皮膚の表面を清潔に保つことが大切になります。子供の場合には特に汗をかきやすいので、こまめに注意することが効果的です。