紫外線ダメージで老人性色素斑や雀斑などのシミが増えたり濃くなったりして顔のエイジングが一気に加速し見た目年齢が上がる、汗染みが目立たない洋服を選んだりこまめに制汗剤でオフしたり体臭を抑えるために殺菌力に優れたボディーソープを使ったりなどの汗対策が大変、虫が大量に発生し蚊に刺されて皮膚トラブルが起きたり害虫駆除作業に追われたり負担が増えるなど、夏はありとあらゆる問題が発生して悩みが尽きない季節ですが、熱中症のリスクと隣り合わせというのも夏の悩ましい問題の一つです。

熱中症とは、高温多湿な環境において体内の水分と塩分のバランスが崩れて調整機能が低下する障害です。気温と湿度が高く風が弱くて強い紫外線が降り注いでいる環境が大敵となり、子どもや高齢者や肥満体型の人は発症すると重症化する傾向にあります。体調を崩している人や免疫力が低下している人や持病を持っている人は、熱中症が引き金となり慢性的な不調や今あらわれている体調不良や持病の病状が悪化することもありますので要注意です。とくに気を付けなければならないのが気温の上昇する6月で、暑さに慣れておらず身体が順応できないことで体の調整機能が狂いやすくなります。急に暑くなったタイミングで発症する人は多いです。

熱中症の症状は、めまいや立ち眩みや頭痛や倦怠感や吐き気や痺れやこむら返りなどです。重症化すると、体温が一気に上昇し全身の痙攣が起こり意識障害を起こして倒れてしまうこともあります。熱中症の応急手当は、まず最初に涼しいい場所へ移動して体を冷やし水分補給をしっかりと行うことが重要なポイントとなります。脇の下や脚の付け根や首の後ろや手首や足首など、太い血管が通っている部位を集中的に冷却すると、血液が冷えて速やかに体温を下げることが出来ます。

屋内にいる場合は、窓を開けて風通しを良くしたり扇風機やサーキュレーターやエアコンを使用したりして、高温多湿で無風な環境にならないように意識することも大事です。水分補給は、ナトリウムが含まれたミネラルウォーターや経口補水液やお茶やスポーツドリンクが適しています。アルコールやカフェイン含まれた飲み物で水分補給をするのはNGです。脱水症状が助長されて血液がドロドロになってしまうリスクがあり、脳梗塞や心筋梗塞の原因にもなってしまうからです。

熱中症は体調が悪くなるだけではなく、脱水症状に陥ったり脳卒中や虚血性心疾患などの重大な病気発症が助長されたりなどのリスクを伴うということも理解しておきましょう。脱水の予防は、とにかくこまめに水分補給するというのが有効的です。上手な水分の取り方についてですが、一気に大量に飲むのではなくこまめに少しずつ飲むのが夏の水分補給の鉄則です。水分は大量にチャージしても体内にストックしておくことが出来ず尿と一緒に排出されてしまいますので、一日の中で飲むタイミングや時間を決めておくのがベストです。起床時は脱水状態になりがちですので、朝目が覚めたらまずは水を飲む習慣をつけるのが理想的です。

出かける前や仕事中や家事の合間や食前や食後や運動前や運動中や運動後や帰宅時や入浴前や入浴後や就寝前など、タイミングが決まっていると習慣化させやすくなります。コレステロール値や血圧や中性脂肪値が高めで動脈硬化や高脂血症や高血圧症などの生活習慣病を指摘されたことがある方は、血管の病の防止対策にも力を入れるべきです。虚血性心疾患や脳卒中などの血管にまつわる病気は、ヒートショックが生じる冬場に起こりやすいものというイメージを抱くかもしれませんが、夏場の熱中症や脱水症状に伴う血管の詰まりが原因で発症するケースは意外と多いです。血液がドロドロにならないようにするために日頃から心がけるべきことについてですが、エアコンやサーキュレーターや除湿機や扇風機や冷却アイテムなどを用いて高温多湿の無風状態にならないように環境を整える、喉が渇いていなくても水分を補給し血管内の血栓は夜間に出来るので就寝中は枕元に飲み物をおいておく、ビタミンB群やEPAやDHAやリコピンやカリウムや食物繊維を積極的に摂って血圧や悪玉コレステロール値や中性脂肪値を下げる、年に1~2回は生活習慣病予防健診や人間ドックや脳ドックを受けて自分の血管の健康状態を常に把握しておく、腹八分目と適度な運動でダイエットを意識して肥満体型にならないようにするなどがあります。

生活習慣病は加齢によって発症率が上がり、それに伴い脳梗塞やくも膜下出血や脳出血や心筋梗塞や狭心症を発症するリスクも高まります。ある程度の年齢になったら、アンチエイジングを意識した熱中症予防対策や生活習慣病予防対策に努める必要があります。脳卒中や心筋梗塞は突然死のリスクとも隣り合わせですし、下半身不随や言語障害や意識障害などの後遺症・合併症の怖さもつきまといます。積極的な対策で、健康と安心を手に入れましょう。