寒暖差によるヒートショックで血圧が乱高下したり末端冷え性で睡眠の質が低下したり体温低下に伴う免疫力低下で感染症にかかったりなど、冬場に生じる体のトラブルは数多くありますが、基礎代謝が低下して太りやすくなるというのもその一つです。

クリスマスパーティーや忘年会や新年会などの宴会が続くシーズンでもありますし、年末年始のダラダラした生活で運動量も一気に減り、消費するエネルギーよりも摂取するエネルギーの方が上回りやすいという問題もあり、寒さによる代謝の低下と不摂生な生活という両方の要因が重なり合うことで、どんどん体重と脂肪が増えていくというメカニズムです。

 

冬場でも太りにくく痩せやすい体質を手に入れるためには、基礎代謝を上げることが重要なポイントとなります。基礎代謝とは人間が生命の維持をするために必要な最小限の消費エネルギーのことであり、動かさなくても勝手に消費されるエネルギーという言い方も出来ます。加齢やホルモンバランスの崩れや自律神経の乱れや運動不足による筋肉量の減少や寒さから来る体の冷えや栄養バランスの悪い食事など、基礎代謝が下がる原因は様々です。年齢によって基礎代謝量が減っていくのは仕方ないことですが、アンチエイジングを意識した積極的な対策を講じることでその問題はカバーできます。基礎代謝UPのメリットについてですが、血液やリンパ液の循環が良くなり血流障害を起こしにくくなる、太りにくくて痩せやすい巡りの良い体質を手に入れることが出来る、運動をすると効率よくエネルギーを消費できるようになり脂肪燃焼効果もアップするなどがあります。

血流障害で生じる体の不調は、肩こりや腰痛やこむら返りや神経痛や寝違えや緊張型頭痛や首こりや眼精疲労やむくみなどです。これらの症状が出ている場合は代謝が落ちている証拠です。基礎代謝を上げる方法についてですが、筋トレ・ストレッチや筋膜リリースや有酸素運動やヨガなどの運動が最も効果的です。筋トレで心がけるべきポイントは、腹筋や広背筋や大殿筋やハムストリングスなど体の中でもとくに大きい筋肉を鍛えるということです。細々とした小さいインナーマッスルを鍛えるよりも、大きい筋肉を鍛えて筋肉が占める割合を一気に増やすほうが基礎代謝量は確実に増えます。腕立て伏せや腹筋やスクワットや背筋など体一つで行う自重トレーニングが難しい場合は、チューブやダンベルやバランスボールなどのトレーニング器具を用いるのがおすすめです。

器具に頼ると少ない動力で効率よく鍛えられるようになりますし、筋トレのモチベーションもパフォーマンスも上がります。ストレッチは血行促進効果が期待できる運動で、全身の筋を満遍なく伸ばすとリフレッシュ効果や爽快感も得られ気持ち良いです。筋肉疲労や凝り固まったコリも取り除くことが出来てスッキリするはずです。筋トレ・ストレッチとの相性が良いコンディショニング方法としておすすめなのが、フォームローラーを使って全身を柔らかく解す筋膜リリースです。運動の前後に筋膜リリースをプラスすると丁度よいウォーミングアップ・クールダウンになりますし、可動域が広がったり柔軟性が向上したりして運動による怪我を防ぐ効果も期待できます。

有酸素運動に分類されるのはウォーキングや軽いジョギングやエアロビクスや水泳で、無酸素にならず酸素を体の中にたくさん取り込みながら長くリズミカルに続けられるかどうかがポイントです。複式呼吸や胸式呼吸でゆっくりを酸素を体内に入れて循環させるというアプローチも大切で、それをサポートしてくれる良い運動がヨガです。ヨガは呼吸を意識して行う運動であり、筋トレやストレッチや有酸素運動など様々な要素が詰まっており代謝アップには最適な動作が満載です。姿勢矯正や可動域拡大や筋力アップや柔軟性アップなど嬉しい効果効能が得られ、メンタルヘルスケアや日々のコンディショニングにも役立ちます。その他の方法も日常生活の中に積極的に取り入れていくべきです。

運動以外でやるべきことについてですが、ビタミンB群やカフェインやショウガオールやアミノ酸やカプサイシンなどの燃焼系成分をしっかりと摂取する、乳酸菌や不溶性食物繊維や水溶性食物繊維やビフィズス菌やオリゴ糖を摂取して腸活をし腸内フローラを整える、ツボ押しや入浴やリンパマッサージなどの外側からのアプローチで血流を促進させる、こまめな水分補給を意識し喉が渇いていなくても自分でタイミングを決めて1日2リットル程度の水を飲む、猫背や反り腰になって骨盤の歪みが生じないように気をつけるなどがあります。栄養不足や水分不足や骨盤の歪みなども基礎代謝が下がる原因になりますので、運動と並行してインナーケアや外側からのケアにも力を入れるべきです。インナーケアはサプリメントを用いるのが便利ですし、外側からのケアは整体院などにサポートしてもらうのが良いでしょう。